自分は出来る

自分は出来ると思ってる奴の九割は、何もやったことのない奴だ。何かやったことがあれば、自分がいかに出来ないかが分かる。ほんとに出来る奴は一割いない。自分は出来ないと思ってる奴のほうが相対的には出来る奴が多い。

やりたいことが見つからない。何もやったことがない。なのに社会に出てしまった。これはもう、本来絶望だ。後は何事もなしとげられずに、良くて会社の利益に貢献するために働き、金を得て生活する。それを一生続けるだけだ。今から何事か為したいと言ったって、時すでに遅い。やりたいことが見つからないとか言う前に、やっとかなきゃいけなかったのだ。

今からやりたいこと見つけて、ちゃんと勉強して、本来の自分の能力を活かそう。その発想はどうかしている。何かやったことがあれば、本来の自分がどれだけしょーもないか分かってる。それが分かってないのはほんとに絶望だ。そんな絶望的な人種が自己肯定するために必要なのが、自分探しという言葉なんだろう。病的だ。