Express5800/GT110b

 これを買った。

http://nttxstore.jp/_II_P813280396

 16800円で安くて良いものだが、いろいろ癖がある。ECCメモリしか使えない。サウンド機能がない。オンボだとモニタの解像度が4:3にしかできない。グラボに相性があって変なのを付けると起動不能になる(ここを参照)

 ECCメモリを1GB足して3000円、相性のいいHD4350を足して3000円、OS足して7000円(ビスタビジネス)、サウンドカードも買ったが、そんなのなくてもUSBスピーカーやヘッドセットは普通に動くしデジタルで音質も良い。無駄な買い物をした。

 これはいい、もう一台買おうと思ったら在庫切れ再販未定になってしまった。

プログラミングを勉強してパソコンのトラブルに強くなろう

 パソコンは人が作ったプログラムに従って動いているだけです。プログラムにはミスもありますし、パソコン自体が壊れている可能性もあります。

 パソコンのトラブルには大別して3種類あります

1.プログラマも自分もミスをしていないが、パソコンが壊れている場合
2.プログラマもミスをしておらずパソコンも壊れていないが、自分がプログラマの想定外の使い方をしてしまいおかしなことになっている場合
3.パソコンは壊れておらず自分も普通の使い方しかしていないが、プログラマがヘボなためおかしなことになっている場合

 まず疑うべきは2です。プログラミングに慣れてくると、ソフトを使っていても「ここはこういう処理をしているのだな」とか「作者はこの場面ではこうして欲しいのだな」といったことが分かるようになります。プログラマの想定外の使い方をしなければたいがいの場合ソフトウェアは正しく動きます。

 対してパソコン初心者は経験者が驚くような使い方をしたり、あるいはこうするべきだということが示されているのに気がつかず、変なことをしてトラブルに巻き込まれてしまいます。ソフトウェアの作者はこのソフトを使ってどうして欲しいのか、この機能は何のために存在しどうすれば正しく使えるのか、といったことを作者の思考を想像して考えることがパソコンの使いこなしの第一歩です。

 その辺からダウンロードしてきたフリーソフトウェアの場合、3も大いに可能性があります。ソフトが間違っている場合は普通どうしようもないので、「出来るだけ多くの人が使っていて評価されているソフトを使う」というのが対処法になります。良く使われているソフトであれば、同じトラブルに見舞われた人がどこかに存在し、そのときにどうしたら解決できたのか、ということがインターネットの片隅に書かれていることも多いので、それを検索して発見する技術があるとさらにトラブルに強くなれます。

 そういったソフトがなく、ヘボなソフトしか選択肢がない場合は、「不具合報告を作者に送る」とか(ソースコードが公開されている場合、ものすごい労力を掛けて)「自分で直す」といった方法があります。あまりあてになる方法ではありません。

 最後に疑うべきなのが1です。ハードが壊れている、というのは最悪の事態ですが、ままあることでもあります。対処法は修理するか買い換えるぐらいしかないでしょう。

 プログラミングに慣れてきて、ハードウェアがどのように動くものか、パソコンの各部品がどんな役割を担っていてここではどのように動くべきなのか、といったことが分かるようになると、自分の目の前にある結果が人為的なものなのか、ハードウェアの故障によるものなのかもなんとなく分かるようになります。プログラムのミスの可能性もあるので絶対ではありませんが、どの部品を買い換えればいいかなんとなくでも分かるなら、自分で部品を買ってきて交換して解決することも出来るかもしれません。

 ただし、「パソコンが壊れているかも知れない」ということを疑うのは最後の手段です。どんなトラブルであっても、完全に自分が悪くても、「これはパソコンが壊れているに違いない」と思い込むことはいつでも可能で、そのためにパソコンを買い換えたり余計な出費をしてしまうこともありえます。自分を疑い、ソフトを疑い、検索をして同様のトラブルがないか調べ、それでもどうしようもない時にハードウェアの故障を疑うのが良いでしょう。

最も高い跳躍

 海のそばからジャンプ。

 波間に照り返す緑は砂と海が混じり合って出来ている。砂は海に飲まれ、緑に輝く。

 砂浜は霞んでいく。目の前を雲が通りすぎていく。

 沖ではおもちゃみたいな白い船が海にラインを引いている。塩水とバクテリアなどの雑多な混合物が、暗闇に届く前の光を反射したその深い青は、照り返す緑と混じりあってなだらかな階調を作っている。

 大気を切り裂いて高く飛ぶ。風は体中の血液を冷やし体温を奪い去る。緑から青へのグラデーションはやがて海と陸の境界の緑となり、境界が薄まり海と陸の二つに分かれ、中間を認識できなくなくなってしまう。

 極端に薄くなった大気が静かにあたりを漂っている。周辺が真空に限り無く近づいていき、地面からも離れ、どことも何ともつながっていない中で、重力さえ振り切って投げ出されていく。大気圧によって抑えつけられていた体中の液体が穴という穴から浸潤し、皮膚を破って拡散し始める。自分という柔らかい身体は境界を失って空間と溶け合い、跳躍という現象は存在を離れ、誰にも認識されないままどこまでも高く続いていく。

計算

 計算するプログラムが正しいことを確認するために、手計算したのと答えが一致するか調べているのだが、これは本質的には何のデバッグにもなっていない気がする。もっと言うと手で計算できないような複雑な計算を実行する場合に、答えが正しいかどうかをどうやって知ればいいのか。なんかこの答えおかしいっぽくね? どっかおかしいとこあるんじゃね? と変なカンで探り当てるか、あるいはプログラムそのものをじっと見つめて間違いがないか考えるしかないのだろうか。