ネットワーク指向プログラミング

 相互参照も出来なきゃダブルディスパッチも出来ぬ。我々に理解できるのは木だけだ。枝は隣の枝のことなんて知っちゃいけないのだ。

 なんなんだこの限界は。腐れ死ねよ。

 同じものが二箇所に出てくる場合を考えてみる

A(b = B(C,D), E(b,F))

 このような構造は許容されるのか、という話だが、俺はこれも本当は許容されないと思う。interfaceなんて本当はない方がええのや。

 関数呼び出しで解析できる構造の限界が木だ。関数を超えてgotoに至るにはいかにすればいいのか。

 スタックが木を作り出した。目指すべきはネットワーク構造だ。人間の脳はネットワークだ。ネットワークを処理して知性が産まれるのだ。「この文は偽である」というようなパラドックスをそれはそれとして処理できるのが人間の脳だ。AがBを継承しBがAを継承するのだ。そのままいくと無限の大きさのデータ構造が出来てしまうが、途中で止めればいい。途中で止めて入力を待つのだ。イベント駆動とノードの移動。ネットワーク指向プログラミング。そのプログラムのmainはまず終わりのない再帰関数を呼び出す。で、途中で止める。答えにたどり着くことは目的ではない。ノードの移動それ自体が目的だ。

 おなかが痛い。