アンチ、嫌儲

 アンチ、嫌儲を考える上で忘れてはならない人といえば、ジョンレノンを殺害したマーク・チャップマンだ。

チャップマンは熱狂的なクリスチャンだった。世間では「イマジン」の歌詞や、ジョンの「若者にとってはビートルズは神をも越える存在だ」などという発言で怒りに燃え犯行を実行したとされているが、チャップマンによればジョンへの怒りは「愛と平和(Love and Peace)」を説いていたジョンが、多額のお金を持っていたことに怒りを覚えたため、彼を偽善者即ち「いんちき」とし、殺害に至ったという。

 アンチは病的だなあ、嫌儲は狂ってるなあ、で笑って済ませられればいいのだけど、その病気はこじらせると殺人にまで発展する。