中間形式

 中間形式が諸悪の根源なような気がしている。変換のために必要なマシンパワーはたいしたことないし、コードもたいして難しくもなく量もなく、どうということもないように見える。しかし変換には脳のリソースが必要になる。問題は脳のリソースだ。これを節約するためにあらゆる中間形式、中間の状態を排除した方がいいような気がしている。

 開発者の境界には中間形式があっていいと思う。ここよりこっち側は君が作ってくれ、といってまかせてしまって、彼が作った中間形式を使ってそこから先のプログラムを組むということなら、それは境界の向こう側を消してしまう効果を持ち、脳のリソースの節約になる。C言語で書くよりC#で書いたほうが、C#を実装するコードを認識しないで済む限りは脳のリソースの節約になる。DSLを使ってプログラミングすることは、DSLの実装に手を触れなくて済むなら、脳のリソースの節約になるだろう。